ほとんどの方は一度は眠れない夜を経験しますが、入眠困難や中途覚醒が何週間も続くと、気力、気分、集中力が消耗していきます。睡眠障害はよくみられるもので、その原因を根本から探ることで、ほとんどの場合は適切に対処することができます。多くの場合、緊張感、生活習慣、外的要因が組み合わさって起こります。考え込みと不眠の悪循環が固定化してしまう前に、早めに相談されることをお勧めいたします。
考えられる原因
01
ストレスと考え込み
心配事、緊張感、または夜の「思考の堂々巡り」が体を覚醒モードに保ち、入眠を困難にします。
02
好ましくない睡眠習慣
不規則な時間帯、夜遅くまでの画面使用、夜のカフェインやアルコールは、自然な睡眠リズムを乱すことがあります。
03
心理的な負担
睡眠障害はうつ状態、不安、疲弊を伴うことが多く、これらを併せて治療することで改善します。
04
身体的な原因
痛み、夜間の無呼吸、甲状腺疾患、ホルモンの変化なども睡眠に影響を与えることがあります。

医師の診察での一般的な流れ
- 1診察では、昼夜を通じた睡眠の状態を確認いたします。簡単な睡眠日記をつけていただくと、パターンが見えやすくなることがよくあります。
- 2必要に応じて、甲状腺、痛み、夜間の無呼吸などの身体的な原因を考慮し、簡単な検査で除外いたします。
- 3睡眠を促す習慣について一緒に検討し、必要に応じて、健康的な睡眠を取り戻すための専門的なカウンセリングや治療についてご相談いたします。
ご自身でできること
- 週末も含めて起床時刻と就寝時刻を一定に保ち、体がリズムに慣れるようにしましょう。
- 寝室は涼しく、暗く、静かに保ち、ベッドはできるだけ睡眠のみに使用するようにしましょう。
- 夜は画面を見ること、重い食事、カフェイン、アルコールを控え、代わりに穏やかな習慣を取り入れましょう。
- 日中は運動と日光を取り入れましょう。どちらも深く回復力のある夜間睡眠を促します。
受診が推奨される場合
睡眠の問題が数週間以上続く場合、日中に疲労感を感じる場合、または睡眠のことが常に心配になる場合は、ご相談されることをお勧めいたします。また、緊張感や心理的な負担が原因ではないかと思われる場合も、遠慮なくご相談ください。かかりつけの内科医、精神科、心理療法の専門医が担当いたします。

よくある質問
- 実際、どのくらいの睡眠時間が正常なのでしょうか?
- 睡眠に必要な時間には個人差があり、多くの成人では7時間から9時間の間です。中にはそれより少し短い時間で足りる人もいます。重要なのは時間数そのものよりも、日中に十分に休息が取れ、活動できると感じられるかどうかです。
- 睡眠薬は良い解決策でしょうか?
- 睡眠を促す習慣と原因への取り組みが第一であり、より持続的な効果があります。さらなるサポートが有用かどうかは、個別にご相談の上で判断いたします。自己判断での長期服用はお勧めできません。
- 夜中に目が覚めて考え込んでしまう場合、どうすればよいでしょうか?
- 長時間目が覚めている場合は、落ち着いて起き上がり、暗めの照明の中でリラックスできることをして、再び眠くなるまで過ごしてください。そうすることで、体がベッドを覚醒や考え込みと結びつけなくなります。
次のステップ
症状を伝える →受診すべきか、どこに行くべきかわからない場合は、症状をお聞かせください。お近くの適切な医療機関をお探しします。
